ホテル到着当日、既に夜9時を過ぎていたので、ホテル内のレストランで食事をすることに。こちらが入り口。メニューが出ていなければレストランだとわからないくらいですね。
L1020790

とても静かで落ち着いた雰囲気のレストランです。そして、スタッフはとてもフレンドリーで気取った感じも全くなく、娘がボトルの水を注文した際にも、いかにもヴィンテージワインかのように大事に両手でボトルを持ち、ラベルを見せながら”2014年ものの素晴らしい年のお水です” なんて冗談を言って、私たちを笑わせてくれました。

ホテルのレストランは、値段も比較的高めで入りにくいイメージがあり、スタッフもビシッと緊張感が漂い、冗談も通じないような雰囲気がありますが、こちらは親しみやすいスタッフばかりで、私たちのテーブルに笑いさえもたらせてくれました。

まず、パンとバター。ハンブルクで感じたことは、どのレストランで出されるパンも、本当においしい!ということ。全てのレストランはわかりませんが、少なくとも私たちが5日間で訪れたレストランはみな、おいしいパンを提供していました。そして、こちらも言うまでもなく、とてもおいしいパンでした。白ごまのグリッシーニ、ブラックオリーブのパンとトマトのパン。

L1020757アミューズブッシュのクスクスとピクルス。

L1020750キノコとフェンネルとオレンジのサラダ。日本ではあまり見かけることがない野菜ですが、私はフェンネルが大好きです。あの香りといい、オレンジとの相性も抜群!生でも茹でても、オーブンで焼いても本当においしいです。

L1020755そしてこれはロブスタービスク。L1020753ビスクとは、クリームベースのスープで、甲殻類の旨みが凝縮されたとても濃厚なスープです。このメニューは、このレストランのシグネチャーディッシュ、いわゆる”看板メニュー”です。だいたいどのレストランにも看板メニューがあるので、何を注文するか迷った時には、そのレストランの看板メニューを注文すると、間違いないでしょう。

このロブスタービスクが有名になった理由の一つとして、ある有名セレブが関係しているそうです。みなさんイギリスのミュージシャン、ロッド∙スチュワートはご存知ですか?彼が昔このホテルに泊まった際に、このロブスタービスクを注文し、とても気に入ったので、わざわざシェフにレシピを聞き、ツアー中にも自分のシェフに作らせたことがあるそうです。当時テレビに出演した際にも、このロブスタービスクが最高だと話した為に、わざわざこのビスクを食べる為に海外から来るゲストもいたほどだそうです。

確かに、彼がそこまで気に入った理由がわかります。ロブスターの風味豊かで、まろやかな味わいとコクのあるおいしいスープでした。


夫のメインディッシュは鹿肉のフィレ。鹿肉は臭みがあって硬いというイメージがあるかもしれませんが、鹿フィレ肉は臭みもなくとっても柔らかいジューシーな赤身肉です。カロリーも豚肉や牛肉に比べると半分ですし、とっても低脂質。まさに高タンパク低脂質でヘルシーなお肉なのです。

L1020764娘のメインデッシュは仔牛のレバー。マッシュポテトの上にレバーがのっています。少し甘みのあるソースでとっても美味。娘はレバーが大好きなので、この日も完食していました。

L1020763そして、私はほうれん草と栗のラビオリ。このレストランはベジタリアンメニューも用意されていました。私は特にベジタリアンではありませんが、遅い時間の夕食だったので、肉料理ではなく軽いものにしました。しかし、すべてのメニューを味見したので、結局お腹がいっぱいになってしまいました。

L1020766そしてデザートはクレープ シュゼット。こちらの写真の男性は、このホテルで勤務し始めて20年以上も経つそうです。”フランベをしすぎて髪の毛が燃えてこんな風になっちゃったんだ”と言いながら、私たちの前で額をゴシゴシとこすっていました。おしゃべりが上手でユーモア溢れる方でです。

最近では、ゲストの前でこのようにフランベをしてくれるレストランも少なくなってしまいましたが、こちらではまだ伝統的なやり方を続けているようです。ゲストの前で見せるというパフォーマンスも良いですが、作りながらゲストとのコミュニケーションがとれると言うのは、良いことですよね。他にも料理やホテルにまつわる昔の話を聞かせていただきました。

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、フランベとは調理最後にお酒を一気に入れ、アルコールを飛ばして、香り付けする調理方法のことです。クレープ シュゼットには、グラン マニエルというオレンジ風味のリキュールが使われます。ちなみに、我が家では、夫がクレープ好きの娘のために、フランベをしてくれます。

そしてまだ温かいクレープの上にバニラアイスクリームをのせていただきます。言うまでもなく美味です。何枚でも食べられる勢いでした。

L1020784そして最後は、こんなかわいい3段スタンドにのったプティフール。こちらは、各テーブルに食後のサービスとして出されます。さすがに食いしん坊な私のお腹のスペースにも限りがあり、既にこの頃には満腹に”超”が付く状態で、それでも頑張ってチョコレートとミニタルトを一つずついただきました。予備の胃袋を持っていれば、全て食べて帰りたいくらいでした。

L1020786

 

Atrantic Restaurant

ランチ: 月曜日-土曜日 12:00〜15:00

ディナー: 月曜日-土曜日 18:00〜23:00

ドレスコード: スマートカジュアル

ハンブルク到着当日にして、”食べて、食べて、また食べて”。そして私たちはこれから更に、ハンブルクを食べ尽くすのでした。次回もお楽しみに!